さっきNHKのニュースでも退任会見やってましたね。
多事多難の中、実務に徹し、外野の揺さぶりに惑わされず、
見事に勤め上げたと思ってます。
定年が先なら続投して欲しかった、きっとみんなそう思ってます。
お疲れ様でした。
でもってこれを報じる各社の記事が出揃いましたが、
なんだかおかしいですよ、例えばこのほんの一節。
読売
昨年2月に八百長問題が発覚した時は「目の前が真っ暗になった」という。
朝日
一番驚いたのは、故意による無気力相撲のメール問題。耳を疑ったし、目の前が真っ暗になった。うそだろう、そんなことないだろうと思った。
毎日
また昨年2月に発覚した八百長問題については「任期中に一番驚いたこと。最初は『うそだろ』と思い、頭の中が真っ黒になった」。
産経
最も印象深かったことに八百長問題を挙げ、「頭の中が真っ暗になった。
NHK
去年2月に発覚した八百長問題については、「聞いた瞬間は耳を疑い目の前が真っ暗になった。
「目の前」なんですかね、「頭の中」なんですかね。
「真っ暗」なんですかね、「真っ黒」なんですかね。
細かいとこなんでどっちだっていいんですけど、
どうして同じ会見聞いて文字起こししてるのに
表現が各社でまちまちになりますかね、正確に伝えられないんですかね。
これじゃもう「放駒の言葉」じゃなくなりますよ。
本人が言ってもいないことを、
さも言ったかのように、本人の言葉かのように書く能無し嘘つきは政治部に左遷すべきです。
ともあれ、最初は破顔と言ってもいいくらい、
やり遂げた感いっぱいにこやかに話してましたけど、
「ファンや世間に理解してもらうためとはいえ、20人余りの力士に引退勧告をしたことで、すっきりとした気持ちになったことはない」
のくだりではすっかり涙目でした。
理不尽に解雇通告された力士たちにはなんの救済にもならないかもしれませんが、
触れずにはいられない、身を切る思いだったこと、
今でも申し訳なく思ってること、
たぶん一生抱えて生きてくであろうこと、
そんなのはたっぷり伝わりました。
とにかくお疲れ様でした。
理事長退任とはいえ定年まであと1年あります。
陰に日に、今後ともよろしくお願い致します。
2 件のコメント:
はじめまして
NHKのニュースサイトにある動画で確認したところ
「頭の中が(本当に)真っ暗になった」と仰ってたようですね
字幕ではちゃんと言ってる通りになっていますが
なんで文字のニュースでは「目の前が真っ暗」になっているのやら…
ようこそこんにちは
大相撲にまつわる報道のテキトーぶり、無責任ぶり、胸先三寸恣意的印象誘導については昨年12月の「稀勢の里効果?」というエントリーにも書きました。よろしかったら併せてご覧くださいませ。
コメントを投稿