金曜日, 11月 24, 2017

JR川井駅から棒ノ折山経由原市場


名栗往還
もう道の名だけでいいじゃないですか。
蓑傘かぶって馬に塩俵炭俵くくりつけて歩きたいじゃないですか。
種繭背負って登って紬糸背負って降る。
行ってみたいじゃありませんか。
行きます。

でもこれ、山筋から言っても現在の行政区から言っても
紛ごうことなき埼玉県なんです、都県境には山がそびえ立ってます。
これをなんとか越えなきゃ埼玉県には入れません。
なので青梅市の川井駅から出発しました。

だいたい寝不足で行くので「いいや車内で寝れば」とか思うんですけど、
なかなか眠れず、終点・乗換え間際で突然寝ます。
この日も立川乗換え寝過ごして、
さいわい八王子乗換え拝島ワープが接続よく、
それでも奥多摩線で再度寝過ごし鳩ノ巣だったかな、
跨線橋ダッシュで渡ったら入換え間に合った、とかやりながら、
07:30頃川井駅スタートでした。
清東橋までのバスも行っちゃった後なんで
とぼとぼ歩くよ 07:34
百軒茶屋先の登山口到着 09:01
祠のある道標 09:27
地形図で等高線が混み合ってて、水平1.5㎞で700m登らなきゃなんない、
ってのは覚悟済み。
ぽっくらぽっくら歩幅刻んで登るよ。
道幅広すぎてどれが本筋なのか見落としながらもぽっくら登ったよ。
ここまで誰も遭わず。

あら着いちゃった棒ノ折山頂 10:32
こっから降りて初めて名栗往還のスタートライン。急ぐよ。
ウソ。
山頂広場の隅にハンモック吊って小一時間休息。暖かかったんだ。
みんな面白がってこっそりこっちにカメラ向けんのやめてくれよ。

近頃必須の山のおともチョココロネなんぞ齧ってさぁ埼玉へ入るぞ。
ゴンジリ峠 11:17
岩茸石のそば通過 11:30
白谷沢(しらやさわ)の上の口
11:34
もうこんなのの左岸右岸
パズルのように降り続ける
とコドモ扱いする埼玉県
やあ名栗湖が見えた 12:50
さわらびの湯の前のアレ
13:25
さぁこっからが本日のスタートだ。
でもその前に蕎麦屋みたいのがあった、
珍しく体調的にもそんなもんが食べたい状態だったんで寄る。
店の名前、幟と植込みで見えない。
「山菜料理」って幟が立ってたはずなんだけど、
メニューにそれっぽいの無い。
蕎麦うどんメニューにも「きのこ蕎麦」はあるのに「山菜蕎麦」は無い。

店を出たのが 13:58
いろいろある中で「肉そば」と「肉汁そば」があった。
「肉汁そば」はいわゆる「つけ麵」タイプのやつらしい。
でもってこの辺ではポピュラーな食べ方らしい。他所でも見かけた。
でも「肉そば」チョイス。
これで六百円台だぞ。
第一印象「お雑煮みたいな蕎麦だな」って思ったのはミツバのせいか。
いやちがう絶対。
ほんとにお雑煮みたいな蕎麦。

食後、「そこの道入れば原市場に抜けますよね?」
って名栗往還の往生訊いたら、
「あと、えーと、うん、まぁ、はい行けますよ」
っと心細い後押し。

なのでいよいよ、ほんといよいよ本日のメインエベント名栗往還へ。
ススキと紅葉って花札で言うと何月だよ

いずくも同じ
不法投棄と回収されない間伐材

石材屋さんのヤードに、アレなんだ
機関車トーマス?
あー夫婦道祖神かなんかだ


コア山?
またどっから拾ってきた石碑だか
 と思ったら、

 だそうで。


あ、なんだかアレなやつが見えてきた 14:16
やんわり登っていくうちに、眺望開けたたぶん名栗側の対岸方面に
なにやらいろんなアレなもんが並んでた。
あとで地図見たら鳥居観音ってやつらしい。


で、この辺で持ってた地形図や登山地図の範疇から切れてしまった。
(帰り道、やっぱ持ってたことを確認)
ドンマイ、手探りで余裕。

仁田山峠 14:28
 ココだよココ。
この仁田山峠で南に名栗往還への分岐があったはずなんだ、
気付かずに写真だけ撮ってた。
そんでスルーした。

ところどころ見晴らしはいいんだよね。
飯能所沢方面の市街まで見える。


 ところで、蕎麦屋出て舗装林道入ってからこっち、
だれとも行き合わない。
舗装路なのにクルマも来ない。
こんなんで大丈夫なのかなって思ってたところ、背後から気配が。

抜かれた 14:43
中学生の自転車に抜かれた。
結局後にも先にもこれ一人。

沢登りの人たちが立てたであろう私的道標 14:55



うん、時々見晴らしはいいんだけどさ、
さっきから北とか西とか、向かうはずない方面に道歩いてんだよね。
これどこ行くの?

延々こんな道が続く 15:36
沢を回り、ようやく南に向かって降り始めた。
なんとかなるかも。

さっそく人家が見えてきた 
15:38

あとになってわかる、あーあそこの分岐かってとこ。

 川の流れの下に進むのが正解なんだろうけど
ちょっとだけ上に行ってみた。



うん、なにも無い。
もしくはあっても構ってらんない。
何故なら16時。

あっ、バス停がある
 でも次のバスは約2時間後。

バス停の裏の家、直線を曲線に見せかける超現代的兜造り屋根
人間誰も歩いてない集落で、
ようやく動く影を。
サルの村に来ちゃったらしい 16:05

立派な蔵のついた豪壮な家もあるんです。

でもそっからワラワラ猿が沸いて出てくる。


しかし16:30
やっと自身の現在地が判明したぞ。
同時にギリギリ手持ちの地図の範囲に復帰したのも確認。

そりゃ月も西に沈みかけます 16:36

明るく見えるのはレンズの力
日没後です 16:37

分岐の旭橋バス停 16:42
旭橋でバス通りから分かれて原市場一目散の倉掛峠へ。
こっからヘッドランプ装着、
足元うんぬんではなく対クルマなので弱めに点灯。

狭くてうるさい県道回避して並行する静かな金山の道を以前発見してたので
ちんたらぷらぷら。
犬の散歩中のカナヤマダムと立ち話しばし。
登山地図にも載ってない裏ルートや、今後ややこしくなるヒントをご教示いただく。

とっぷり暮れて飯能行きのバス停到着。
これはなんと読むでしょう 17:14
狭い道を傍若無人にぶっ飛ばす国際興業一家のバスで
前回なぜか「東飯能駅前」で降りてしまって懲りた反省を踏まえ
今回は「東飯能駅前」下車。
当然同じ目に遭う。






「赤工」はアカダクミと読みます。

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