金曜日, 3月 30, 2012

「ピスト車は危険」 なんて真っ赤なウソ

ピスト車ってか、当然ノーブレーキピスト、または片ブレーキピストの話ですよ。
論理も科学も吹っ飛ばして、「安全」なんかも実は関係ない、
「フォーク・デビル」を叩いてりゃ満足する人達の話。

例のキチガイ新聞とかも、相変わらずトンチンカンなこと書いてますが。

時速20キロで行った実験では、危険に気付いてから止まるまで18・7メートルが必要で、家庭用自転車の6・3メートル、スポーツ自転車の5・8メートルの約3倍。

これでなんか「科学的」に「危険性」を「立証」して「警鐘を鳴らし」てるつもりでいる。
まったくのバカ。
時速20kmからの制動距離が何かの根拠になるんだったら、
ほとんど全ての航空機、船舶、雪道の自動車なんかは「危険」ということになります。

面倒くさいんで簡単に要点挙げます。

自転車にブレーキを(2系統)装備してないのは違法です
安全に止まれない速度で動く全ての物は危険です
ノーブレーキピストは制動性能が低いです。

この3つを切り分けて考える能力の無いアレな人たちが無意味に騒いでるだけなんです。
警察の「仕事してますキャンペーン」に乗って。

流行りの折り畳み自転車なんか、灯火を設備してないのいくらでもいるんですが、
ベルとかラッパとか警音器つけてないのも立派な違反なんですが、
フロントに赤色フラッシャーつけてるのも立派な違反なんですが、
それ、面白くないんで取締まりません。
ノーブレーキピストは捕まえちゃえば証拠保全や立件が簡単だから稼いでるだけです。


詭弁の一種に.「.ごくまれな反例をとりあげる」というのがあります。ちょっとそれに近い例かも知れませんが「時速3kmで走ってるピスト車」が危険だとでも思いますか?
繰り返し言いますが、ピスト車が危険なんじゃなく、安全に止まれない速度で走る全ての乗り物が危険なんです。

先の新聞の実験だって「家庭用自転車」も「スポーツ自転車」も当然プロが直前にブレーキをきっちり整備したものを使用してるわけです。
そんな自転車街中にいくらも走ってません。
リアブレーキがキーキー鳴くようなのがいくらでも走ってます。そんなのが坂道30km/h以上で駆け下りてたりしますよ。
それでもピスト車の方が無条件に危険だとでも言うなら、それこそ詭弁であり虚言です。論理的に繋がりの無いことをあるかのように語る「合成の誤謬」です。

「ピスト乗りはすり抜けや信号無視ばっかしてんじゃないか」という声もあります。確かにぼくもそんな光景を幾度も見てきました。
でもそれは「進路変更禁止違反」や「信号機の信号等に従う義務違反」であって「ピスト車が危険」な訳じゃありません。むしろ警察はそっちの方を厳しく取り締まるべきなのですが、証拠の確保が面倒だから放っといてるだけです。

ぼくはモールトン乗りの軟式自転車部なんで街中をピスト車で走る人の気が知れません。
整備不良は明らかなんですから擁護する気もございません。

ただこれだけはハッキリ言っときます。
「ピスト車は危険」と言ってる人たちは嘘つきです。

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