見当違いのバカ騒ぎで意味無い不安煽って、済んだら済んだでまた無意味に安心して。
石垣島とかメディア大量に押しかけて、「さぁどーしますどーします、怖いでしょう不安でしょう」って聞いて回って。
んでまた住民も住民で「とにかく無事破片とか落ちてこなくて安心しました」だって。
予告通りの方角飛んで予告通りの海域で正確に切り離し落下三連で成功させて飛び越えてったミサイル見て「安心しました」って、あれ何なんだい。とか。
「発射から○分でどこそこ上空を通過…」とかこぞってこと細かに平面図で出してるけど、未だに国内メディアのどこも「到達高度」触れないのはなんなんだろ。どーでもいいと思ってるのかな。とか。
結局、自称「人工衛星」切り離した後にガラは発射地点から3,000kmほど先のフィリピン東に落ちたわけだけど、韓国国防省の言い草がまた盛り過ぎ。
発射前は「今回のミサイルは射程10,000kmほどありそうだ。となると米国西海岸も射程範囲内だ。」みたいなこと言ってましたよ。
あれもまたなんなんだか。
国防作戦本部かなんかの壁に貼ってある世界地図にモノサシ当てて計ったのかね。
北朝鮮中部から10,000km飛ばせたらシカゴやデトロイトといった五大湖周辺都市にも届くんだけどな。射程11,000kmあったら米国首都含む北東部主要都市全部収まるんだけどな。
この笑止千万な見立て、真に受けるバカいるのかよ、って思ってたら相変わらず「ソースは韓国、目的は日本の政権揺さぶり」の産経がやってくれてるし。「今回のミサイルについて「射程1万キロとみられる」と述べた。これが事実なら、北はロサンゼルスなど米西海岸の主要都市を射程内に収めたことになる。」お前らも世界地図にモノサシ当てて計ったクチか。
で韓国国防省、結局発射後3,000km飛んだロケットを厳密に分析した結果、どういう訳だか「射程は13,000km以上」って更に増し盛り。
「アメリカさん、おたくまで飛びますよ、なんとかしてくださいよ」って事なんでしょうけど。とか。
で、ここから今日の本題。
「ミサイルなんか開発するカネあったら飢えてる住民に食糧買ってやれ」
って主張が如何に無意味か、っての前回ぶつぶつやったかと思います、たぶん。
それを象徴するニュースが同日に上がってました。
すぐ時事とかCNNとかすぐ消えるんで全文引用
北朝鮮、ロケット発射に1千億円余 食糧調達なら4~5年分
CNN.co.jp 2012.12.13 Thu posted at 15:56 JST
香港(CNN) 北朝鮮が12日に強行した衛星搭載とする長距離ロケット発射で、韓国統一省当局者は同日、北朝鮮が今年、ロケット開発に投じた総額は推定13億米ドル(約1092億円)に達することを明らかにした。
この費用が北朝鮮が直面する食糧不足の緩和に充てられた場合、トウモロコシ460万トンを調達出来たと指摘。北朝鮮住民は4~5年、食事の確保を心配する必要がなかっただろうとも述べた。
統一省当局者によると、ロケット打ち上げの費用は今年4月に打ち上げが失敗した分を含め計6億ドル。発射基地の整備などで推定4億ドル、他の関連施設に3億ドル費やしたという。
米中央情報局(CIA)の世界各国便覧によると、北朝鮮の経済規模は400億ドル相当となっている。
一方、ソウルの非政府機関(NGO)である平和ネットワークの責任者は、北朝鮮労働者の賃金が韓国と比べはるかに安いことなどを根拠に、北朝鮮によるロケット打ち上げ費用は韓国政府の推定より低い可能性があると指摘した。
責任者によると、多数の韓国企業が進出する北朝鮮の開城(ケソン)工業団地で働く北朝鮮労働者の月給は約100ドルで、同国では最高水準とされる。他の職場での北朝鮮労働者の平均月給は50ドルと推定している。
全イージス艦迎撃可能に=米、日本に装備売却方針-海自、ミサイル防衛強化で
時事通信 2012/12/13-07:00
北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が増す中、米政府が海上自衛隊のイージス艦2隻の近代化に必要な装備を売却する方針を決め、日本政府に伝えていたことが13日までに分かった。売却により海上自衛隊のイージス艦6隻全てが弾道ミサイルの迎撃能力を持つことになる。
米国防総省は今月10日、ミサイル追尾能力は持つものの迎撃ミサイルを搭載していないイージス艦「あたご」と「あしがら」について、能力向上のために総額4億2100万ドル(約350億円)の装備を売却すると米議会に通告した。この売却により、2隻は海上配備型迎撃ミサイルSM3の搭載が可能になり、日本の領域に飛来する弾道ミサイルの迎撃能力を保有することになる。
同省は「売却は重要な同盟国である日本政府の要請に基づくもので、日米安保条約の目的に資する。地域の軍事バランスを変えるものではない」としている。
韓国統一省によるロケット開発費用のお見積もりが1,000億超ってのがまた盛り盛りしててステキですね。コスト高で知られるJAXA-三菱重工が開発して月まで探査機打ち込めるH-IIAでも1,500億ほどなんですけど、ってのはさておき。
北朝鮮がロケット打ち上げると日本はイージスシステムやPAC-3のオプションパーツ追加購入してくれる。
韓国やフィリピンでも買おう買おうと機運が盛り上がる。
北朝鮮の飢えに苦しむ住民には救済が訪れる。
こんなわかりやすいオモシロ話、なんで時事通信以外は無視してるんでしょ。
追記:誤謬があったようです。別エントリーで言い訳。
これで年明けあたりにWFPが「飢餓に苦しむ北朝鮮住民に人道的食糧援助」って来たら1セット完了。
武器追加購入すんのは日本のカネ。
まぁドル余ってるからいいですけどね。
WFPの食糧援助も半分近くは日本のカネ。
まぁドル余ってるからいいですけどね。
そこで実際に送られるコメ・トウモロコシは米国産。
コメ余ってるんですけど日本の古米じゃダメですか、そうですか。
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