金曜日, 2月 15, 2013

日大から追手風部屋…

日大・遠藤が追手風部屋「輪島先輩目標」 日刊スポーツ 2013年2月14日
大学11冠・遠藤聖大「輪島先輩が目標」追手風部屋へ入門 スポーツ報知 2013年2月15日

ほうそーですか。
また名門高から日大で数々の実績引っ提げた有望な大器が追手風部屋に入門しますか、
これはこれは大活躍が期待されますね。


追風海(←齋藤)直飛人 埼玉栄→日大 1998年入門
現師匠の内弟子として立浪部屋に入門、のち引退・独立後の追手風部屋に移籍。
3年次に学生横綱獲得、60枚目格付出しでデビュー。
負け越し知らずで6場所目には十両昇進を果たすも怪我で一場所で幕下に戻る。
休場後は再び負け越し知らずで入門12場所目には入幕、17場所目にはなんと関脇。
ただし番付を改める度に怪我で戻すを繰り返し、徐々に降下。
その間に恵まれた身体からの予想もできない変化・引き技など、追手風相撲を確立。
十両に下がっていた2003年6月には師匠の反対を押し切り、水戸泉を引退に追い込んだ稀代の大金星とも云われる四谷つき纏寿司の令嬢"遠藤A子さん"と電撃入籍、一夜にして5児の父に。
これで奮起したか一旦は幕内に戻すものの憑かれたように怪我の頻度と程度がエスカレート、2005年には地方3場所は全部休んじゃう愛妻ぶりを発揮、転がり落ちるように番付を下げ、勢い余って翌年初場所まで休んだところで幕下で引退
そのまま角界を去り、夫人の実家つき纏寿司に入店し寿司職人として店を継ぐ準備をするものの、修行始めた途端に岳父は急逝。ゲン直しに離縁して帰郷。
なぜか今は高見盛の名産地、板柳町で町議会議員


大翔大(→大翔山)豪志 埼玉栄→日大 1998年入門
高校、大学と同級生だった 追風海の齋藤に隠れてタイトルは無いものの同じく現・追手風の内弟子として友綱部屋に入門。
地力を見せつけ序の口、序二段と連続優勝と快進撃。
幕下中位でやや足踏みしたものの入門25場所目には十両昇進。
二場所でいったん陥落するもその間に体重を活かした渋い四つ相撲を身につけ10場所後に再十両。
こんどは丸二年12場所十両を維持。
幕下陥落後に師匠の現役時代の四股名「大翔山」をもらうも十両復帰は叶わず2011年5月場所限りで引退
現在は協会員ではないものの師匠補佐・マネージャーとして追手風部屋に所属


濱錦竜郎 現・文徳高→日大 1999年3月入門
中学、高校、大学と濱ノ嶋の後を追いながらも大相撲では三保ヶ関ではなく追手風へ。
学生時代は日大同級生の田宮、加藤らとタイトル奪い合いながらも付出し資格(60枚目)獲得。
9場所目には十両、14場所目には入幕と順調に出世、十両~幕内下位に定着するも膝の故障で一時は三段目まで降下。
2011年には6年半ぶりに帰り十両を決めるも2場所勝ち越せずまた幕下陥落。
再々十両目指して奮闘中、と思いきや、突如引退して年寄春日山襲名。名跡交換で雷襲名した前春日山親方は不祥事で協会退職。
大関張った琴光喜→解雇、小結まで上がった高見盛→幕下陥落で引退→部屋付き親方、な中で何故か出世双六の先頭に。


成田純哉 金沢市工→日大 2001年入門
なにかの波長が高見盛と一緒で唯一心を通じ合えた2年後輩。
日大4年次には主将だったもののタイトルは得られず付出し資格無しで入門。
部屋入り後ほんの数日で白昼堂々タクシーでスカしてそれっきり。
当然前相撲すら上がってない。



大翔馬貴仁 埼玉栄→日大 2001年入門
日大では前述成田と同期で副主将。
タイトル無く前相撲からスタート。
幕下中位あたりまでは快進撃するも頭打ち。
十両昇進狙える幕下上位は数回あったもののなかなかチャンス活かせず、最高位西幕下4枚目。
2009年1月場所限りで引退


若圭翔(←宇映←下田)裕樹 諫早農高→日大 2006年入門
学生横綱国体成年Aなど数々のタイトルを土産に幕下15枚目付出しデビュー。
その場所は地力を見せつけ全勝優勝、しかし番付運に恵まれず翌場所は西幕下筆頭に。
結局これが現在までの最高位。
改名を重ねながら幕下の上から下まで泳ぎ回り現在に至る(三段目も一場所)。


大翔湖(←森)友樹 鳥取城北高→日大 2007年入門
わんぱく横綱二期(4年次、6年次)など幼少時から活躍。
日大同級生の市原(清瀬海)、山本(山本山)、南(天鎧鵬)らとタイトル奪い合う中で学生横綱を獲得、幕下15枚目格デビュー。
その場所はつまづくも翌場所からは順調に勝ち越しを重ね、11場所目には十両昇進、7場所務めて幕下陥落。
膝の怪我をこじらせてからは変化を多用するなど追手風相撲の習得に苦労する中、なぜか稽古中に眼窩底骨折
そのまま土俵に(部屋にも)戻ることなく2011年11月場所限りで引退


そういえば日大で一年先輩だった現・追手風の山崎(大翔山)を追って立浪入門した大翔鳳も、先輩と同じく小結まで昇進したけど、最期あれだったなー。

日大関係無いけど、玉ノ井部屋のある力士が相撲に見切りを付けて床山に転向した時、なぜか一門違いの追手風に移籍したんだよなー。
この床山なんかあって辞めて、その後も揉めてた気がするけどなんだっけ、忘れちゃったなー。

あれだけ部屋に貢献した黒海も性急に断髪済ませてそそくさ帰国させてるしなー。
なんかこの部屋、すっきり気持ちよく引退してった人って…


ともあれ大きな夢と十分な実績を抱いて入門した遠藤くん、その洋々たる前途を祈念してご挨拶と代えさせて頂きます。