木曜日, 12月 07, 2017

「名栗往還」大全 の序章あたり の1/3

前日ついに名栗往還をまっとうに貫通踏査できました。
で帰宅してからも楽しくなっちゃって、
翌朝も早起きして原市場目指して、
今回はカメラの準備もばっちり。うるさいよー。

「名栗往還」はすんなり通り抜けて堪能する人と、
こじらせて無念抱えて帰る人と、両極あるみたいなんですが、
今までのぼくは後者の負け犬でした。
でも貫通しました。なので、
「もう迷わない 名栗往還」と題して、細々覚え書きの次第。

丸の内線、西武池袋線、国際興業バスと乗り継いで
原市場中学校前に着いたのが07:30頃、余裕。

07:24
07:25

この先の旧道と新道のχ字路を左折、
中学校のグランド脇をゆるゆる登る。
ここ既に「名栗往還」。

舗装路の緩い坂道三十分ほど登ると、ちょっと狭くなる。
けどまだ舗装路は続く。

07:57
ここまで左(西)に入る道がいっぱいあるんだけど、とりあえずスルー。
舗装路の終わりまでまっしぐら。


アスファルト舗装が終わっても砂利舗装は続く。

落ち葉舗装
 で、右手の断続的な家並みが途切れたとこで、
本格的に未舗装路に。
「通行禁止」のバリケードにひるむけど、
よく見ると小さな字で「自転車・歩行者を除く」ってあるんで突入。


こっから自然道。
2/3に続く。



と思う。



水曜日, 12月 06, 2017

「名栗往還」ついに踏破した

清東橋BS 07:34
これと夜明け前の青梅駅での写真しかない

かねて御執心の埼玉県は飯能市の「名栗往還」。
下から行こうとしてダメ、
上から行ってダメ、
また下から今度は入ったけど最後の詰めでダメ。

順序から行くと今回は上から。
なので奥多摩町川井スタート、棒ノ折越えて入口の名栗目指すよ。


ところでカメラの話なんですけど、
スペアに新しくバッテリーパック買ってたのね。
なのでいったん満充電したバッテリー前日までにフル放電して再充電。
それを装填してあった。
朝出発前のどさくさに、なぜか残量少ない元のバッテリーパックに換装。
折からの寒さもあって、数枚撮っただけで終了。
なので今回写真は冒頭のものだけです、よかったね。
その分文字数でがんばるよぼく。

JR青梅線が川井駅に着くの07:17で西東京バスが川井駅前出るの07:17って、
連絡タイトすぎやしませんか。
いくら川井駅前ー清東橋間は自由乗降区間だからって、
そっちの道筋に出るのだって少なからぬ階段降りなきゃなんないんだし。
乗り場知ってたからバス停通り過ぎようとすんの手を上げてギリで乗れたけど、
知らない人は無理よね。

さて終点清東橋BS到着07:40
で百軒茶屋の先から登山道へドロップイン。
実測2㎞足らずで550m登る鬼道も、つい2週ほど前に通ったばっかだから
はーぽっくりぽっくり登ってりゃマギレも無いしいずれ着くさー
ってなもんで09:20棒ノ折山頂
こんな時間に4人もいたよ、どっから登ってきたのかね、
って向こうも思ってるかも。
さすがにこの時間帯、
大声談笑も熊鈴カリカリも山頂標にザック置いて横で弁当使いもいない
清々しい朝。

東屋で本日の一大財産チョココロネを処理しつつ、
同じく「なぜか他人と行き合わない道が多い」人と情報交換。
カラダ冷めないうちに再開。

槙ノ尾山頂10:00。
ここから落合に降りて行くわけですが、
このザレザレの下り道がなかなかこたえた。
浅間尾根の猿石東から藤倉に降りちゃった経験あるぼくには
屁とも思わなかったけど。
屁とも思わなかったから2度にわたる道ロスト。

一回目は迂回路から先で、ピンクテープに誘われ作業領域へ。
だってあの地面スレスレに打ち込んである境界域のあの赤い標柱まであんだもん、
あれズルイなあ。

普段歩いてるとこ肩幅の道とか片足幅の道とか、
選択の余地なく迷わないんだけど、
慣れない広いとこ出ると踏み間違えるんだよ。
こないだも御前山からサス沢山に降りるとこで、あまりの幅広さに間違えた。
その時は緩斜面を水平で50mくらい入ったとこで違和感があって、
地形図見たら尾根筋もしくはその東を行くべきとこ、これ西側だよな、
このまま降りて降りられなくもなさそうだけど、
降りた先って小河内の熊の巣だよな、
って思いなおしてすぐリカバリー。

今回は垂直で100mは行っちゃってた。
もうこれ無理ありえないって思ったけど登り返すのも癪だし、
西の尾根に向かって登り気味にトラバース。
ちょっと上に道しるべみたいの見えたんでそこまで崖よじ登る。
本道復帰。
でもその道しるべによると、
復帰までにあがいてた道中、本道と交差してたみたい。


Q:「名栗往還」の話いつ出んの?
A:ずっと先

2度目のロストは、
もう有馬渓谷釣り場のさんざめきが聞こえるようなとこ。
あれあれっと思ううちに足元の踏み跡感が薄れてた。
まぁいいや、釣り場の私道も眼下に見えるし、
このまま立ち木に抱き付きながら斜面サーフィンでOK、
とか思って降りてて、最後の最後で抱き付いた立ち木が「ぺしっ」
麩菓子みたい感触で折れましたね。
久しぶりに尻餅つきましたよ、正確には尻ではなく左腿でしたけど。

これは飯能名物 四里餅(しりもち)
via:さいたま逸品ぐるめぐり

さいわいふかふかの土と落ち葉と枯れ枝の斜面だし、
そんなに深刻な高さ落ちたわけでもなく、
打ち身も無く、ズボンの左腿がドロに擦れただけでした。
でもこのズボンで電車乗んのかっこわりー、
いや高校球児なら勲章だ、とか思いながら、
後で乾いてからハタいたら中途半端に落ちました。
もう最低。

で、釣り場に着いたのが11:40だってさ。
本来そっからもう一丘登って降りての予定でしたが、気が萎えてて。
ダム湖沿いをとぼとぼ歩きました。

「レイクサイド名栗」到着12:15
躊躇したんですけど、なんか食べといた方がいいな、と思って入店。
山菜うどん、半分くらい食べましたよ。
ところが同時入店のよぼよぼジジババ、
2人で3杯食べましたからね、山菜そば。
あーもうこっちが先に死ぬなって思いました。

で、このあと川又まで降りるんですけど、橋渡らない。
渡らず北西に川沿いの、たぶん静かな道がある。
これ辿って旧名栗村役場、名栗小中学校に通る道を探る。
きっとよかろうと思って。
これがとんだ大間違い。
ちっとも良くない新道風情。
あ、でも鳥居観音下の市有広場かなんかの公衆トイレ、
ウォシュレットもオストメイト対応もあっていいよ。

いや川沿いに掛かる橋を大小片っ端から渡ってたんだけどね。
川又から2本目の鍛冶屋橋に出る橋なんかいいよ、
欄干も無い板橋で。下は清流ちゃらちゃらで。

てっきりこの右岸沿いが旧道だと思ってさ、
いやもしかしたら旧道なんだろうけど面影まるで無く。
単なる鳥居観音の参道、及び役場や学校がある道。
学校があるならあるでさ、校門前に文房具屋とかさ、
道筋に「小学館の学習雑誌」みたい看板の書店とかさ、
あって欲しいじゃん、まるで無いね。

あーこれは旧道だ、って思ったのが、
あの凶悪県道53号から割れる道。
下からウロコに張った水色の板塀の旧農協、
「関東ふれあいの道」指定のバス停からやや南、
星宮神社からのほんの200mくらいで終わる二間道。
これはかわいかった。
終盤、畑なんだか裏庭なんだかに紛れて消えるんだけど、これこそ旧道。
もしかしたら対岸の役場や学校がある道が旧本道で、
こっちは野良道なのかもしれないけど、
現在の風格はこっちが断然上。


Q:名栗往還まだですか
A:はい、もう入り口に差し掛かります

鍛冶屋橋の信号交差点戻ったのが13:40でした。
ここから「コア山」過ぎて、
「右が山、左が谷」ってのがだんだんイーブンになってきたあたりで、
「仁田山峠」14:05着です。余裕。

前回、竹寺方面に向かう送電線の保守路の入り口が見えない、
とか言ってましたが、
余裕で黄色標柱立ってました。

ガードレールの南端に「仁田山峠」の表札が掛かってるんですが、
「名栗往還」の入り口はガードレールの北端です。
徒歩でもう15秒ほど頑張ってください。
本日の時点でガードレール北端にピンクテープ巻いてありました。
ちょっと急なザレ道なんですけど、躊躇なく入りましょ。
途端廃墟(じゃなくって現住物件だったらごめんなさい)があって、驚きます。
もっと驚くのは、そっから踏み慣らされた径を降りると、
忽然とログハウス(建坪60くらいあんじゃね?)が現れます。
見ようによると高床式校倉造りっぽくもあります。
ここで「蕨入林道」と合流します。
ってか「蕨入林道」が「名栗往還」を踏襲してるわけなんですが。
なんでそー言い切れるかってと、古い墓所や祠が沿道に散在してるからです。


ーーーーーーーーー中断ーーーーーーーーー


ーーーーーーー再開 しないーーーーーーー


面倒くさくなった。
だってすぐ翌日おさらいに行ってきたんだもん、
詳細はそっちで。