土曜日, 4月 25, 2015

人工衛星や小惑星の距離 地球やなんかの大きさ 4/4

いよいよシリーズ最終回。前回分書いてる途中、あれ、これ3回で終わっちゃうんじゃない? と心配になってきたんですが、書くこと思い出しました、無事4/4までまっとうできそうです。実際は4回目あらかた書き上げたとこでJAXAへの文句とか日本の宇宙開発とかへの愚痴が長々続いて気持ち悪くてバッサリ捨てて書き直してるんですけど。いくらかほんのり残るかもね。


前回は千万分の一の地球儀を用いて地球・月・太陽の大きさや距離について書きました。
今回も同サイズの地球儀を時々使ったりしながら地球を取り巻くあれこれの寸法を書いていくつもりです、今のとこ。

なのでおさらい画像を2点。
千万分の一の地球はこんなサイズ
縮尺換算の目安


さて、今回はISSからまいりましょう。

ISS:国際宇宙ステーションですが、これがどんな軌道で飛んでるかと言うと、半径6,780kmくらいです。
地表から数えると400kmちょっとです。
てことは千万分の一、直径1.27mの地球儀で言うと、4cmくらいのとこです。

400km幅の黄色い帯であらわしてみました。

ISSの画像を不適当なとこに不適切な寸法で貼ってみました

この黄色い帯の外側に沿ってISSは周回しています。
それだけじゃ絵面的に寂しいんで、サービスでISSの姿を置いてみました。
エンデバーがドッキングしています。
撮影日が2011/05/23とのことなので、退役ミッションですが、誰がどこから撮った写真でしょうね。

こんな近いのに「宇宙」だったり「真空」だったり「無重力」だったりするそうです。

前々回、ノートにコンパスで一億分の一のの地球を描き、凸凹や歪みもすっかり0.5mm幅に収まるよ、というのをやりました。
では宇宙ってどこから宇宙なんでしょう。地球の大気ってどのくらいの厚みがあるんでしょう、と。

「ここから先が宇宙」というラインは特に決まっていません。
気象、天文、航空、軍事、宇宙開発でそれぞれ便宜的になんとなく決めてるだけで、厳密に決めたところで今のところ例えば人工衛星がある国の領土上空を通過したところでそれは領空侵犯とは言わないよ、何キロから下が領空とかも特に決めてないけどね、と、そんなところです。

一応地表から100kmを目安にカーマン・ラインというものがあるにはあるんですが、特に政治的にも軍事的にも科学的にも重視されてるわけでもありません。

「大気圏出たら宇宙でしょ」
大気圏の定義もあやふやです。
地球大気の成分自体は、とっても薄いですが、とんでもなく遠いところまで及んでいて、半世紀前のアポロ計画、ルナ計画で地球-月間をしばしば往還していた頃には既に「地球-月の中間点でも地球大気成分が検出される」となってますから、大気成分がある所=大気圏とすると、とても無意味無用な範囲設定になります。

以下しばらくは今回深入りしたくない無用な話ですが、
大気圏自体は、そこで認められる様々な成分構成や事象を元に5層に分類されています。
下から順に対流圏、成層圏、中間圏、熱圏、外気圏、と。
対流圏は海面等から巻き上がる水蒸気を含み、またその影響で様々な気象現象が起きる層、すなわち「雲の出るところ」としてザックリ10,000mくらいまでとされています。
成層圏にも特殊な雲は出来るんですけど、水蒸気以外に硝酸や硫酸を核にした、ほんと特殊な雲です。逆に言うと対流圏で起きるのが気象現象、成層圏以上で起きるのは天文現象とされる、と言えば若干過言ではありますけど、まあそんなもんだと。
中間圏は、あのー大気圏再突入する宇宙船が大気成分との摩擦で燃え出す層です。流れ星が光るのもここです。
熱圏の底あたりが先ほどの高度100kmのカーマンラインにあたり、ここいらへんにオーロラは発生します。
熱圏の上限は厳密に決められていないんですが、おおむね500~800kmくらいかと。
最上層の外気圏に至ってはどこまで行ってもキリ無いんで便宜上10,000kmあたりにしとこうか、と。大陸間弾道ミサイルの中にはこの外気圏にまで至って再突入するのもあります。
とまあそんなかんじです。

下二層、対流圏と成層圏の模式図置いときます
大気の厚み、これ概算するのに地球大気の総量を地表面積で割ったら出ませんかね。上に行けばいくほど薄くなってるんで概算にもなにも出ませんけどね、仮定の話として。
水分を含まない乾燥しきった空気が地表上の密度でかつ0℃の時、って条件が多いですけどとりあえず1リットルあたり1.293グラムということになっています。
で下図のように計算しました。


約8,000m、エベレストの最終キャンプは均した大気からははみ出します。
昔この仮定大気を「斉一大気」って呼んでたんですけど、近頃は見かけませんね、なんて呼んでるんでしょう。
で千万分の一の地球に落とし込むと0.8mmです。
大気圏? いやいやいや…大気膜でしょ。
今回冒頭のマリリンさんの写真で0.8mmですよ。
この大気膜の中を太平洋や大西洋横断するような旅客機は片道200リットルのドラム缶千本分くらい(乗客一人当たり2本分以上)の燃料焚いてその千倍以上の排気出して日に何百本も飛んでるんです。2,000ccのクルマ2,500rpmで走らせたら1分に5,000リットル(排気温度)の排ガス出して走ってるんです。1m×1m×1mの立方体5つ分が毎分。それが何億台も。
大丈夫ですか、地球。
案外だいじょうぶなんですけどね、とも言えるし結構一杯一杯とも言えますが、それは別件としてここでは深入りせず逃げますよ。



というわけで、ISSは5層にわけた下から4番目の熱圏の、そのまた下の方を周回しています。
そのISSから撮った満月昇る地球の絵でも。


地平線がほとんど平らに近いです。緑がかった層が水分含んだ対流圏かなー、青白くなってやがて漆黒の背景に溶け込むあたりが成層圏かなー。

このあたり、地表から400kmちょっとのところを時速27,600km(秒速7.667km)で、地球一周92分40秒くらいで回ってる、それがISSです。
要するに例えばISSが東京の真上を通過する時、それは水平に言ったら大阪くらいの距離です。光の速さで交信すると片道0.00133秒で届きます。
ちょっとピンとこない時間ですけど。
行進曲のテンポが♩=120とすると16分音符の半分の半分の半分の半分の半分の半分の1024分音符に付点ついたくらいの時間です。ますます判らないなこりゃ。 

このあたり大気成分あります。と言っても並みの高校の化学実験室でできるレベルの真空の2、3桁低い密度の真空ですけど。
地球の重力、もちろん及んでいます。及んでいるから飛び出してどっか行っちゃわない。じゃあなんでテレビで見るISS内部の様子は無重力なんだ、という話については際限なく長くできるんでまたいずれ。


身近な人工衛星として、「静止衛星」ってのがあります。
「気象衛星ひまわり」とかBS・CS、一般的に使われる物ではないですが「きずな」、「こだま」なんてのもあります。
赤道上空を地球の自転速度と合わせるように一日に一周してるので、まるで一定の位置に止まってるように見え、アンテナをそっちに向けておけばそこから動かない便利な衛星軌道です。
これの距離が地表から35,786km、地球中心から計れば半径42,164km直径84,328kmの円を描いて周回している衛星です。
84,328kmに円周率を掛けて24時間で割ると時速約11,000kmです。
ISSより遠いところを半分以下のスピードで飛んでいます。

さて、この直径84,328kmをまた千万分の一の世界に落とし込んでみましょう。
前に使った野球場の月公転軌道の画がいいですね。


青い線が静止軌道、直径8.43mです。
バッターボックス周りのダートサークルが直径約7.9m、マウンド上の投球板から本塁がその倍ちょっとの約18.44m、塁間が約27.4mですから3.25倍、こんなもんでいいでしょう。
写真クリックして大きくしてもらえばホームベース上に置いた千万分の一地球が見えると思いますが、ISSの軌道はこの表面から4cmですから書き込みようがありません。
地表から静止軌道まで光速で約0.12秒です。
♩=120の行進曲で言ったら16分音符くらいの時間です。あ、これ少し実感できますね。

静止衛星は通信・放送・地表観測にとても便利なので、世界中の国や企業が使っています。現在250~300個ほど回ってるようです。
これまでに世界中で打ち上げられた衛星は7,000個超、現在もその約半分が現役で各軌道を周回しています。その一割近くが同軌道面、同高度の静止軌道を廻ってるいることになります。
どのくらい混み合っているかというと、適当に265個廻っていると仮定して、
(84,328 × π) ÷ 265 = 999.714058
平均1,000km間隔です。100倍増えても大丈夫そうです。

Orbital Elevator 1969
時々話題に上がる「軌道エレベーター」も、この静止軌道上に浮かべた衛星を地表からケーブルで繋ぐという構想です。
上の絵は1969年にNASAで検討されていた頃のイラストです。
車輪型の宇宙ステーションが設置されています。これは自転することで生じる遠心力でステーション内部に擬似重力を作り出し居住性を高めるアイデアでした。
往年の児童向け宇宙読物には必ず登場したドーナツです。スタンフォード・トーラスなどと呼ばれて研究を重ねられ、現在のISSにも日本のJAXAが開発担当した「セントリフュージ」と呼ばれる茶筒型の遠心力を利用した居住実験モジュールが取り付けられるはずでしたが諸般の事情でキャンセルされ、宇宙に行くはずだった現物は筑波宇宙センターの駐車場で雨ざらしになっています。このエントリーの初稿にはこの件についての不満や疑問が長々と綴られていたのですが、「ソ連で半世紀前に開始されて10年前に打ち切られたモルニヤ衛星の劣化版である準天頂衛星を今さら上げさせられるJAXAへの愚痴」などと共に大幅に廃棄されました。




身近な人工衛星といえば今時GPSは外せません。
「グローバル・ポジショニング・システム」というと各国の各種含めた一般名詞ですが、略して「GPS」と書くと米空軍が打ち上げ運用している特定の衛星測位システムを指すことが一般的です。
日本で一般に"GPS"と呼ばれ、カーナビやスマホで利用されているのは、この米国のGPSです。
地表からの平均高度20,200km(地球中心からの半径は26,562km)、12時間周期で一日に2周する準同期軌道面が60°ずつずらして6面、各面に4機ずつで計24機(+補機が数機)で運用されています。
こんなイメージです。
衛星機体の大きさはウソです
千万分の一の縮尺に落とし込むと、さっきの静止軌道が直径8.43m、GPSの軌道直径が5.31m、適当な大きさの画がなかなか思いつきません。
大相撲の土俵直径が4.55mでやや小さい。
UFCのオクタゴンが25フィート(7.62m、辺から対辺の間隔)、大会場だと30フィートなのでそこに適当に軌道描いてみました。上のNASAが出してた画で十分な気もしますが。
外の黄色が静止軌道、内のオレンジがGPS軌道
もう寝ぼけながら本題そっちのけでいい加減な図版作る作業

代表的な各種人工衛星の軌道の比較図です。


最外周が静止軌道、
"Galileo"はESA(欧州宇宙機関)の衛星測位システム
"COMPASS MEO"は中国の衛星測位システム、通称「北斗-2」
"GLONASS"はロシアの衛星測位システム
"Iridium"は米モトローラ社の衛星携帯電話・データ通信衛星
"Hubble"はNASA/ESA共同運用の宇宙望遠鏡です。
十文字の目盛の
上は地球一周にかかる時間、下は時速、
右は地表からの高度、左は地球中心からの周回半径で、左右座標の単位"Mm"は百万メートル=千キロメートルです。
わかりやすいですね、これで十分でした。



さて最後に衛星軌道を飛び出して、地球と火星、およびその間あたりの小惑星の距離を千万分の一の縮尺で見てみましょう。
いいですね、この中心に野球グラウンドくらいの太陽があって、直径1.27mの地球が赤い円を回ってるんですよ。


「イトカワ」というのは「はやぶさ」が7年かけて往還達成した訪問先です。

「世界初! 月以外の天体の固体表面からのサンプルリターン」
「おかえりはやぶさ、50億キロの旅」 (60億キロとも)

と、大変な話題になり日本の宇宙開発の技術力を全世界に示したあれです。

「月以外の」とは、月はアポロ計画で半世紀近く前に「月の石」を持って帰って来ましたし、
「固体表面からの」というのは同じくNASAの"Stardust"が彗星の尾に飛び込んでサンプル採取し、2006年に帰還回収成功してるからです。

「50億キロ」とは?
上図の通り、地球の公転半径は約1.5億kmであり、イトカワのそれは近日点でその0.95倍、遠日点でで1.7倍、2億5千万kmほどです。

上図の赤い円上から青い円上に行って帰ってどうしたら50億kmとか60億kmとかいう数字が出るのでしょう。
実際"はやぶさ"は最も離れた時でも地球から3億kmほどでした。

50億kmというのは"はやぶさ"が7年かけて太陽の周囲を周りながら"イトカワ"に到達し、地球まで帰還した約5周の「総航行距離」です。
JAXAの方でこれについて簡単な説明が出ています。
 「はやぶさ」の総航行距離?
「確かに、「**億kmの旅をした」というと、直感的には分かりやすい(分かった気になる)わけですが、ちょっと掘り下げて考えてみると上記のようにあまり意味がないことになります。」
と最後は身も蓋もない投げ出しぶりですが、距離感や意味がわかるとそれはそれでその凄さがわかるんじゃないかと思います。


おしまいに有名な「はやぶさ 最後の写真」を置いておきます。
これはキレイな天体写真を撮るためのカメラで撮ったのではありません。そんなもんとっくに機能してませんでした。
測距・姿勢制御用の光学センサーが検知して地球の司令室に送信したデータを解析処理した画像です。
この直後に"はやぶさ"は故郷の大気に突入してサンプル容器を地球に放り込みながら粉々に燃え尽きました。
"はやぶさ"が見た最後のふるさと地球の姿です。
送りかけの走査データが最後途切れてたり、今でもこの写真をみるとうるうるしてしまいます。

2010/06/13




やれやれ終わった終わった。

1 地球を測る地球で測る
2 地球の丸さ
3 地球・太陽・月の大きさ





木曜日, 4月 16, 2015

地球・太陽・月の大きさ 地球やなんかの大きさ 3/4

前回は「地球の丸さ」を考えるためノートにコンパスで一億分の一サイズの地球を描きました。
今回は「地球と地球関係者の大きさ」を考えますので、一千万分の一サイズの地球を使います。
「北極から赤道までの距離の一千万分の一が1メートル」でしたから、直径は約1.27メートル、
だいたいこんな大きさになります。
「七年目の浮気」に放り込んでみました

ホームベース上に置いてみました
たいへん邪魔そうですが、今回はこのイメージで進行します。
今回の縮尺は 1/10,000,000(ゼロ7つ)ですから、
実際の1キロメートルはこの地球儀上では0.1ミリメートルになります。
以下の通り。


あと今回たびたび使うかもしれない数字として、光速299,792,458m/s (1,079,252,849km/h)、
毎秒約三十万キロメートル、時速約十億八千万キロメートル
を置いておきます。



ではまず月までの距離から始めましょう。
地球-月間の距離(平均公転半径)は384,400km = 384,400,000mですから、
千万分の一にすると38.44mになります。

ところでさっき野球場のホームベース上に千万分の一の地球儀置いてみました。
公認野球規則では本塁から一塁までの距離は90フィートと定められています。
すなわちダイヤモンドは一辺90フィートの正方形です。
となるとその対角線、本塁-二塁間の距離は、1フィートが0.3048mですから、
(90 × 0.3048)√2 = 38.7947064… 約38.8m
になります。
おや、地球-月間の千万分の一とほとんど同じですね。
ということでホームベース上に地球儀を置いて月の公転軌道の線を引いてみました。

半径は、本塁二塁間 = √2本一間
引いてグラウンド全景だとこんなかんじ
二塁ベース及び一塁手・三塁手の定位置あたりを通ります
地球から月までは光の速さで約1.28秒かかります。
ときどき盗塁を阻止するため、キャッチャーは本塁から二塁まで送球しますが、
その送球に月までの光同様1.28秒かかったとしたら、
その球速は30.3m/s = 107.9km/hとなります。
実際のプロ野球レベルで盗塁阻止能力とか算段するのには、捕球してから、
ミットがポンと鳴ってから握り直して投げた送球が二塁に到達するまで2秒を切れば合格ライン、
ですからまずまずですね、108km/h
あ、これ光速の千万分の一だから当たり前ですね。
千万分の一の世界ではキャッチャーの送球は光速並み

月の大きさですが、直径3,473.3kmなのでここでは約35cmです。

これが35cm ボールの大きさがね

14インチ(約35.6cm)のビーチボール、わりと一般的なサイズなんですが、人と比較しやすい画像って少ないですね。商品写真はたいていボール単体か無闇に小さい子供に持たせてるんで。
打席に立ったとき二塁ランナーがこんなビーチボールを持っていたら、
「あー、地球から見た月の大きさってあれぐらいなんだなあ」と思ってください。

細かいことですが、月の公転軌道は完全な円ではありません。
近地点距離363,304km、遠地点距離405,495kmなので、
このグラウンド上では2.1mほど前後します。
ビーチボール持った三塁手がバントに備えてややチャージしてきた、
いわゆる「スーパームーン」はそんなイメージで大丈夫です。


太陽の大きさいきましょう。
国立天文台によると太陽の直径は1,392,038±20kmとのことですので、ここでは約139mです。

東京ドームの本塁から中堅フェンスまでは122m、公認野球規則によるバックストップまでの距離(本塁からバックネット下の壁)は60フィート(18.288m)以上とありますから、規則通り最低限の数値として、合わせて140mくらい、ちょうどグラウンドすっぽりです。

太陽の直径は地球のそれの約109倍です。
そこでグラウンドに地球儀109個並べた画像を作ってみたんですが、なんの説得力も無い絵面になってしまったのでお蔵入りです。
東京ドーム座席表平面図に落とし込んでみました。

千万分の一の太陽は野球グラウンドすっぽり

千葉マリンスタジアムだったか、バックストップまでの距離があまりに遠いので、パスボールが転がり過ぎないように球止めを置いている球場もありますね。
東京ドームはほぼ規定どおりだと思います。

月の公転軌道円は半径が本塁-二塁間ですから直径は約77.6m、太陽の直径はその1.8倍です。


東京ドームの建物としての高さは56.2mですが、グラウンド面は5.5m掘り下げているので、グラウンドでの天井最高点の高さは61.7mあります。
太陽を上下真っ二つに割って上半球をグラウンドに置くと、7.8mほど天井突き抜けます。

東京ドームに貼ってあったスケール比較プレート
千万分の一の太陽は、銀座中央通り一丁分よりやや大きいことがわかります。

平安京は碁盤の目状に作られ、現代の京都市中心部もそれをほぼ踏襲しています。これを条坊制といいます。条里制ではありません。条里制は班田収授法などの律令制下で農地を区画する時に用いられたもので、正方形とは限らず、また無理に子午線方向に揃えたりもしません。奈良市周辺のように正方形かつ子午線に揃えてるところもありますが。正方形の場合条里制では一辺が約109mになります。
京都市は都造営にあたって風水思想に基づいた都市計画の条坊制を元にしているので正方形の区画が南北に揃ってます。二条城以外は。
二条城の区画ははなんで傾いちゃってるんでしょうね。あれ改築にあたって新し物好きの信長がバテレンの持ってきた磁石で方位取らせたんじゃないかと思ってるんですけど。
2°くらい、ちょうど磁北の偏差分くらい傾いてますよ。逆に言うと平安京作った8世紀末にはきっちり正確に南北の方位が取れてたということです。

というわけで平安京は条坊制に基づいて造営され、東西に通る「条」と南北に通る「坊」で区画された正方形はこれまた「坊」と呼ばれ、その一辺は180丈と定められました。
一坊は田の字に4分割され、これを「保」と呼び、一保はまた田の字に4分割され「町」と呼びました。
一坊には4×4の16町あったわけです。
「丈」は10尺、約3.03mだったので、「町」の一辺は
(3.03 × 180) ÷ 4 ≒136m (道路含む)
となり、千万分の一の太陽の直径とほぼ一緒です。奇遇です、単に。

条坊制(京都市)


では太陽を周回する地球の公転軌道の大きさです。
地球の公転軌道もわずかに楕円になっており、近日点147,098,074km、遠日点152,097,701kmですがここは平均距離149,597,870kmを取って千万分の一で149,598メートル、14kmと960mとします。
と、どうなるでしょう。東京ドームに太陽置いたまま14.96kmの円を描いてみます。

東は江戸川越えて千葉県にちょっとさしかかり、西は吉祥寺の手前、
北は草加のあたり、南は羽田の手前平和島あたり

外環道や環8が近いかんじでしょうか。
井の頭公園の高台から東京ドームの中を透視した時のグラウンドの幅、それが太陽の視直径です。バッターボックスから見たセカンドベース上のビーチボールすなわち月の視直径も一緒です。道理でお月さん綺麗だなっとかで写真撮ると思いのほか小さく写りますもんね。

そういえば光速度を使うの忘れていました。
太陽から地球まで光速で499.01秒、ほぼ500秒ですから8分と1/3。
総武線の水道橋-東中野間が無駄に曲がってなくて京急なみの時速108kmで途中駅無視すると吉祥寺までそのくらいで行ける、と。

ところで「地球と太陽の距離」って、いつどこでどこを測った数字なんでしょうかね。
正午に海抜0m地点で太陽の表面まで測ったんでしょうか。それともそれぞれの中心どうしの距離でしょうか。それによっちゃ70mほど違ってくるんですが、総武線で言ったら3、4輌分ですよ、どうでもいいですか、そうですね。


円周は14.96πで46.998km、ほぼ47km、マラソンより一割ほど長い。
この距離を一周するのに365と1/4日かかるわけですから、一日あたり約129m移動しています。
短かめのバス停くらいでしょうか。
でも地球の直径101個分もありますよ。
1時間でも4.2個分。意外と早いですね。

もう一度千万分の一の地球の大きさを見てみましょう。

これは映画「独裁者」に本当にあった1コマ
野球のグラウンドくらいの恒星の周りをこのくらいの惑星がビーチボールくらいの衛星連れて1時間に直径の4.2倍移動してる。環8や外環道にこのくらいのボール持って行って45分かけて一回転ころがしてやるくらいの移動。
そんなイメージ。




一億分の一だ一千万分の一だって話で画像作ったりビーチボールの画像探したりしてたら、
「10億倍のビーチボール」作って売ってる人がいましたよ。
こっちも面白そうだなあ。

http://kasetusha.cart.fc2.com/ca36/667/p-r36-s/
水分子ビーチボール



1/4 地球を測る地球で測る
2/4 地球の丸さ
4/4 人工衛星や小惑星の距離


火曜日, 4月 14, 2015

地球を測る地球で測る 地球やなんかの大きさ 1/4


一千万分の一サイズの地球儀を愉しむ独裁者


地球の大きさとか丸さとか、その周りを回る月の距離と大きさ、それと一緒に回る太陽との距離や大きさ、他、地球の大きさを元にした単位の話とか、その他もろもろの覚え書き。
肝心なことをずっぽり抜かしながら脇道にそれては瑣末ことを細々と連ねていますが、覚え書きとはそういうものです。



地球の大きさはどのくらい?

先に答から言ってしまうと、地球一周の長さ(大円:球を中心を通る平面で切ったときにできる切り口の円)は40,000kmです。
球ですから、切断面が中心を通るかぎり、縦に切っても横に切っても斜めに切っても同じ大きさの円ができます。

「ほんとは地球はひしゃげて潰れているから赤道一周と子午線一周の長さは違うんじゃないか?」
厳密に言うとそうかもしれませんが、たいていのばあい無視して大丈夫です。
それについては次項で説明します。


「子午線」というのは北極から南極を通ってまた北極へと一周回ってる線です。
地図でいうと経線が子午線です。
すべての経線は子午線です。特定の経度の経線じゃなくても子午線です。
昔の人は方角を十二支で表現しました。ね、うし、とら、う…の十二支です。
北を示したのが「子(ねずみ)」、南を示したのが「午(うま)」、
南北を結ぶ線はすべて「子午線」です。
朱雀大路も子午線です。
どこにいても子午線
甲子園の投手にとっての子午線と
突然現れた子午線にビビる森くん



一周が40,000kmですから、それを円周率で割り算すれば直径が出ます。
40,000km = 40,000,000m、これを円周率で割ると
40,000,000 / π = 12,732,395.4m
だいたいこれが地球の直径です。

ちなみに日本の総人口は127,083,000人(2014年10月確定値)、なんだか似た数字ですね。
日本人一人当り約10cm。 まったく関係の無い数字ですが。
日本人を一人当り10cmで重ねると、2003年に赤道面直径を超えましたたが2012年には割り込み、2014年5月以降は極直径をも下回っています。まったく意味の無い数字ですが。

日本の総人口の推移と地球の直径
それぞれ下回りそうになった時期にしばらく横ばいで抵抗してるとこがいじらしいですね。まったく意図したわけじゃ無いんでしょうが。




地球の大きさを計算したエラストテネス

地球の大きさを最初に測ったのは、紀元前240年頃、リビア生れのギリシャ人エラストテネスです。
アテネやアレクサンドリアで学び、後にアレクサンドリア図書館の館長にも任じられたエラストテネスは、やはりアテネやアレクサンドリアで学んだアルキメデスより12歳年下で、実際に親交もあったと言われています。交友関係の濃密を二千年も経ってからどうこう言うのもあれですが。

ある日エラストテネスは、
「シエネでは夏至の日の正午には、井戸の底まで日が当る」と耳にしました。
シエネは現在ではアスワンと呼ばれ、大きなダムがあるナイル川上流の町です。
アレクサンドリアでは夏至の日にいちばん高くは昇るけど、真上までは昇らない。
「これはきっと大地がたいらではないからだ」
「大地は球形をしているんだ」
とエラストテネスは確信します。

夏至の正午にアレクサンドリアで垂直に立てた棒とそれにできる影の長さ、棒との角度を測り、
アレクサンドリアからシエネまでの正確な距離がわかれば、
丸い地球の大きさも計算できるはずだ、と思いつきました。


アレクサンドリアからシエネまでの直線距離は約850kmあります。
その頃はまだその距離は知られていませんし、直線距離を測っても意味はありません。
それに、この頃はまだkmとかメートルという単位はありません。
後ほど出てきます。
エラストテネスは実際には「スタディオン」という単位で測りました。

スタディオンとはどんな長さの、どういう意味の単位でしょう。
「太陽が、その直径分だけ移動する間に、人間が歩ける距離」
「水平線からチラッと現れた太陽が、すっかり全体を現すまでに歩ける距離」です。

太陽の視直径は角度にして約0.5度あります。
一日は1440分、その間に太陽は360度回ります。
その720分の1ですから、約2分間、
その間に歩ける距離は町の人によって違ったようです。
アテネやデルファイでは現在の約178m、オリンピアの人は約192mくらい歩いたようです。
なので1スタディオンの長さは町によって、時代によっていくつもの種類がありました。

スタディオンの定義と古代アレクサンドリアの大通り

エラストテネスの測量隊はアレクサンドリア-シエネ間の距離を5,000スタディオンと見積もりました。
これをアテネ式で計算するとメートル法でいう約890km、オリンピア式だと約960kmになります。

間違えた、「北回帰線」だ
図版直すの面倒だから今度やる

「シエネでは夏至の日の正午には、井戸の底まで日が当る」
すなわち夏至の南中時には太陽が真上にくる。
あとは夏至の正午にアレクサンドリアで垂直に立てた棒と、その棒が作る影の先端とのなす角度を測ればいいのです。
結果、7.2度と計測されました。
これをユークリッドの平行線公準に当てはめれば、地球の中心から両都市への直線がなす角度と同じであることは自明です。
ユークリッドはエラストテネスが生れた年に亡くなっていると思われ、その頃すでにその業績は多くの学者に学ばれていました。

7.2度は一周360度の50分の1です。
したがってアレクサンドリア-シエネ間の距離を50倍すれば、地球一周の長さが出るのです!
890km×50 = 44,500km (アテネ式)
960km×50 = 48,000km (オリンピア式)
現代の数字の40,000kmと比べて誤差10~20%くらい、まずまずな精度だったといえます。

エラストテネスの測量隊はアレクサンドリアからシエネまでの距離をどう測ったのでしょう。
直線距離を直接測る方法はありません。
また道はナイル川に沿って曲がりくねっています。
「アレクサンドリアを出て最初のポイントは南へ10スタディオン、西へ2スタディオン」
「○○の町から次の町へは北に2スタディオン、東へ8スタディオン」
と測り、シエナまでの合計を出したものと思います。

「その土地での夏至の正午」に影を測ればいいのですから、東西の成分は関係ありません。
どうせ長期の測量旅行に耐える正確な時計があるわけじゃないですし、同時には測れません。
南北の隔たりさえわかればじゅうぶん役に立つ計算ができます。
現在知られている「南へ800km、東へ275km」という数字を知っていたらどうでしょう。
800km×50 = 40,000km
お見事、ぴったり誤差がありません。


メートルと海里

現在一部の国をのぞいて広く使われているメートル法。
いつ頃、どういった経緯で決められたのでしょう。

1790年、タレーラン(Charles Maurice de Talleyrand-Périgord)というフランス人が、
「世界中の人が共有できるように長さの単位を統一しようじゃないか」と提唱します。

普遍的な新単位の条件として、
・どこの国にも公平に、特定の固有文化にも拠らないこと
・いつどこでも同じ長さで使われるように、科学的に定義できること
・長すぎず短すぎず、人間サイズにも街のサイズにも扱いやすい大きさ
が求められました。


最初は「片道1秒の周期を持つ振り子の長さ」としようという話になりました。
材質や構造を規定された一往復2秒かかる振り子の長さは、3Pied 8Ligne1/2 ありました。
Pied も Ligne も当時のフランスで使われていた単位です。
Pied は英語のFoot(feet)に相当する足の大きさに由来した単位です。
当時のフランスでは1Pied = 約304.8mmですが、地域や時代によって微妙に異なります。
もちろん英語圏の Foot ともわずかに異なった数値です。
Ligne は仏インチの1/12、1Ligne = 約2.256mmですが、これも英インチとは似ていて異なる長さです。
日本では仏インチや英インチに近い単位として寸を使っていました。
これほど各国で長さの単位に共通性が無いと、大昔ならいざ知らず、大航海時代を経て大洋をわたって世界中が交易で結ばれた時代には、不便で仕方がありません。
共通新単位が必要とされたわけです。
ところで 3Pied 8Ligne1/2ですが、どのくらいか計算してみましょう。
(304.8 × 3) + (2.256 × 8.5) = 933.576 (mm)
うーん、1メートルよいうより1ヤードに近いですね。
「一往復に2秒かかる振り子の長さ」は、厳密には測定する場所の緯度によって誤差を生じ、また当時それほど正確な「時計を測る時計」がなかったこともあり、正式な採用には至りませんでした。

次に提唱されたのが「地球一周の長さの4千万分の一」という案でした。
すなわち「北極から赤道までの距離の千万分の一」です。
1792年から1799年にかけて、今度はパリを基点に北のダンケルク、南のバルセロナまで、測量隊は三角測量を繰り返しました。

ダンケルクからバルセロナまでの測量図

その結果、1メートルは3Pied 11.296Ligneに改められ、ほぼ現在のメートルと同じ長さが定義されました。
1799年、新しいメートルは採決され、さっそくプラチナ・イリジウム合金製のメートル原器が作成され、以降しばらくは、このメートル原器こそが1mの正しい長さとされました。

ん? おかしいな。
(304.8 × 3) + (2.256 × 11.296) = 939.883776
これじゃほとんどさっきのと変わらないじゃない。
3.28Pied、もしくは3Pied 38Ligneならほぼ1メートルなんだけどなあ。
304.8 × 3.28 = 999.744
(304.8 × 3) + (2.25600 × 38) = 1000.128
まあいいか。

その後1メートルとは、
「86Kr(2p10-5d5)の遷移に伴う光の波長(0.6057802105μm)の1650763.73倍」(1960年)
「光が1/299792458秒間に進む距離」(1983年)
と定義は改められますが、長さはほとんど変わりません。
精度が上がっただけです。
また近頃はメートルの定義に不可欠な時間の測定に「光格子時計」なる精度18桁、300億年に1秒と狂わない桁違いに精度の高い時計が開発され、もはや「その場の重力次第でメートルの持つ長さも変わる」事態になっています。
「メートルの定義」は「光速の定義」と「時間の定義」次第ということになっています。


もう一つ、メートルと同じように大航海時代に地球の大きさを基準にした長さの単位があります。
それは「海里(nautical mile)」です。
海里の元々の定義は「緯度1分の長さ」でした。
赤道を0度、極を90度とする緯度の1度を60に分割したものが1分です。



90度= 5400分、
メートル法が一千万で割った距離を5400で割ったものが1海里です。
10,000,000 ÷ 5400 = 1851.85185185185… 185が永遠に繰り返します。

海里は字の通り主に海で使われました。
慣例的に航空機でも使われます。
航空券を買うと貯まる「マイル」は、この海里の数字です。
また船舶や潮流の速度をあらわす「ノット」は、「1時間に1海里進む速度」です。

現在でも海図では海里が使われていますが、普通の地図のように縮尺の目盛がついていません。
広域海図での海里の目盛は緯度によって誤差が出てくるので、該当する緯度付近の緯度目盛を使います。


海図の左右には緯度目盛があり、上下には経度目盛があります。
海図上で距離を計るのに経度目盛は決して使いません。
なぜなら赤道付近では経度1度は111kmほどあるのに対し、房総半島、伊豆半島、大阪、中国地方の属する北緯35度帯では経度1度は約91.3kmと2割ほど減り、緯度が高くなるにつれどんどんその長さは短くなり、オスロなどが属する北緯60度帯では半分の55.8km、ついに極ではほとんど0同然になるからです。
南極点に立ったとき、その足元には360本の経線が放射状に広がっているわけです。

それに対し緯度目盛は「同じあたりの緯度の範囲内ではほぼ正確」だからです。
なのでこの緯度目盛が距離目盛として使われています。

しかし地球が微妙にひしゃげているため、海里もまた緯度によるわずかな誤差の影響を受けます。
多少誤差があったくらい、実際の航海では風や潮流もあり、それほど厳密な定義は必要ありません。緯度による誤差はじゅうぶん無視できます。
しかし例えば船や飛行機の巡航速度を規定するとき、国同士の領海範囲を決めるとき、「緯度によって異なる」「国の制度によって異なる」では困ります。
そこで1929年に国際水路機関(International Hydrographic Organization:IHO)によって「四捨五入、端数切捨て」として、「1海里は1,852メートルきっかり」と決められました。
メートル法を基準にしたわけです。

この半端なような割り切ったような「1852」を覚えるいい方法があります。
カレンダーの 1日の下を縦読みします。
何年のどの月でも大丈夫です。
ほらね、あったでしょ



なかなか話が進まないなあ。月や太陽ってやっぱり遠いんだなあ。



2/4 地球の丸さ
3/4 地球・太陽・月の大きさ
4/4 人工衛星や小惑星の距離

土曜日, 4月 11, 2015

食べる総理大臣 とかその他


TIME 1999年4月26日表紙


というわけで、夕方のエントリーに続いて。
試食・試飲する政治家の画。

前首相の野田佳彦氏、なんだかまたオニギリ食べてるなー、とか思って、
なんとなく溜め込んでた画像庫からその他の画像を一部放出。
って言っても現職首相が人前でもの食べて見せるようになったのは、小泉純一郎氏以降くらい、
ここ10年くらい、急にカメラの前で食べるのが当然かなんかのようになった。
それでも鳩山由紀夫氏なんかはカメラの前で絶対に食べて見せなかった。

まーとりあえず現職総理あたりから。


1.岩手県宮古市 田老魚市場を視察し、ワカメを試食する安倍首相(左)と根本復興相 2013年04月06日


2.ふくを試食する安倍総理(首相官邸) 2012年2月25日




3.南三陸町では被災した商店などでつくる仮設の「南三陸さんさん商店街」に立ち寄り、地元産のかまぼこを試食した  2013年7月29日



4.佐藤組合長(左)の説明を聞きながら、相馬沖で捕れたタコなどの魚介類を試食する安倍首相=福島県相馬市・松川浦漁港 2013年10月19日



5.株式会社伊藤商店の加工食品を試食する安倍晋三首相 岩手県大槌町 2014年7月2日



6.キャベツ等を試食する安倍総理 東松島市 2014年7月16日.




7.福島県産のキュウリを試食する安倍首相 首相官邸 2014年7月24日




8.衆院選が公示されて福島県相馬市で第一声を上げ、地元で捕れた魚にかぶりつく自民党の安倍晋三総裁 2014年12月4日




9.神奈川県三浦半島の「葉山牛」のローストビーフを試食する安倍首相、首相官邸 2015年2月26日





前総理から数点

10.鮮魚店で焼き魚を試食する野田佳彦首相=7日午前、福島県いわき市 2012年7月7日



11.視察に訪れた上川端商店街でぜんざいを食べる野田首相=福岡市博多区 2012年11月10日




12.衆院選の候補応援のため函館入りし、朝市でイカ刺しを試食する野田首相=北海道函館市 2012年12月1日





前総理はオニギリ食べてるか、他のものを前に食べずにニッコリって絵が多いのでこんなもん。

で、それ以前の総理大臣はもっと少ないので、総理在職中以外も試食じゃないのもとりまぜていきます。


13.場所不明 イチゴを試食する菅直人首相(当時) 2011年4月21日



14.福島のあづま総合体育館で県産野菜を試食する温家宝中国首相と佐藤知事、菅首相、李明博韓国大統領 2011年5月21日

今思うと豪華な顔ぶれだなあ。現総理なら逃げ回る面子だ。


15.例のカイワレ、菅直人厚生 労働 大臣(当時) 1996年8月




16.長崎県五島 伊勢海老の味噌汁を試食する麻生首相と志内大浜海業振興会代表 2008年12月7日




17.コンビニにマンガ買いに行ったついでにアイスで一服する麻生財務大臣 2013年6月18日




18.(北海道十勝)地元産のジャガイモなどを試食する麻生首相 右から2人目は中川昭一氏 幸福農業センター 2009年5月22日





19.愛知県阿久比町 米粉加工食を普及推進する議員連盟の設立総会。米粉パンや米粉めん、米こめまどれーぬを試食する福田首相 2008年6月12日




20.小泉純一郎元首相は、タイのトムヤムクンヌードルを試食し「辛いね~。でも、うまい」と絶賛 カップヌードルミュージアム 2011年9月18日




21.旭川青葉店内に飾られたラーメン食べてる大勲位

via: らーめん行脚 by kkc


こっからは総理でもなきゃ国会議員ですらなかったり
試食/試飲でもなかったり、嬉しそうに食べる人、涙目で飲む人、あれこれ


22.東京有楽町の交通会館「ニッポン・サイコーキャンペーン」 甘利大臣はじゅんさい鍋を試食し、「おいしくて体もあったまる!」とご満悦の様子でした 2007年12月26日




23.経済産業省が「植物工場」をロビーに イチゴを試食する二階俊博経済産業大臣と石破茂農林水産大臣 2009年1月22日




24.片山さつきと白いタイ焼き浜松市浜北区 2009年7月3日




25.野菜サラダをほおばる丸川珠代参院議員ら自民党議員=東京・永田町 2011年3月30日




26.福島県産の農産物直売イベントでトマトを試食する枝野官房長官 2011年4月12日




27.自民党の谷垣禎一総裁は5日、福島第1原発事故の風評被害を防ぐため都内で開かれた福島県産農産物の即売会に参加した。谷垣氏は甘くてうまいと言いながら大粒イチゴを試食、4パック入り5箱を8千円で購入した。 2011年4月5日




28.金町浄水場の水を飲む東京都の石原慎太郎知事 2011年3月24日




29.記者会見で、浄化処理した福島第一原発の放射能汚染水を飲む園田康博・内閣府政務官=東京都千代田区内幸町の東京電力本店 2011年10月31日





30.カナダのハーパー首相がアザラシ肉食べて商業捕獲支持を表明。写真はアザラシ肉を試食するハーパー首相(中央)ら 2009年8月18日




31.ノルウェー産のサーモンのすしを試食するノルウェーのストルテンベルグ首相 東京都世田谷区 2012年11月2日




とりあえず本日はここまで。
よくまあ集めてたなー。まだまだあんだけど。